ED治療薬は通販で購入できない?個人輸入について徹底解説
医薬品の通販
通販で購入できる医薬品は2つに分類することができます。
- 国内の薬
- 海外の薬
医薬品の通販は薬機法で厳しいルールが定められている上に、「国内の薬」と「海外の薬」でルールが全く違います。
つまり、各ルールを理解しておかないと、法律違反になる可能性があるのでしっかり理解しておきましょう。
国内の薬
通販で購入できる国内の薬は「一般用医薬品」のみです。
一般用医薬品は、以下のように3つに分類されます。
- 第1類医薬品(胃薬や発毛剤)
- 第2類医薬品(かぜ薬や解熱鎮痛剤)
- 第3類医薬品(整腸剤や栄養ドリンク)
第1類医薬品とは、重い副作用が発生する可能性が高い薬のことです。
薬剤師が常駐している通販サイトでしか購入できません。
購入する際は薬剤師から薬の解説をしてもらう必要があります。
第1類医薬品は、以下のようなものがあります。
- ロキソニン(熱消炎鎮痛薬)
- ガスター10(胃腸薬)
- リアップX5(男性用発毛剤)
第2類医薬品とは副作用のリスクが比較的高く、服用に注意が必要な薬のことです。
「※登録販売者」が通販サイトにいれば、薬剤師がいなくても購入できます。
※登録販売者とは第2類・第3類医薬品の知識があり、都道府県で行われる試験に合格した人
第2類医薬品は、以下のようなものがあります。
- パブロンゴールド(かぜ薬)
- ボラギノールA(痔の薬)
- バファリン(解熱鎮痛剤)
第3類医薬品とは、第1類と第2類以外の一般用医薬品のことです。
効果は低いですが、副作用のリスクも低いです。
第2類医薬品と同じく、通販サイトに薬剤師がいなくても登録販売者がいれば購入できます。
第3類医薬品は、以下のようなものがあります。
- サロンパス(湿布)
- ビオフェルミン(整腸剤)
- チオビタドリンク(栄養剤)
海外の薬
海外の薬は日本で承認されていないことが多いので、通販サイトから海外の薬を購入することはできません。
厚生労働省のホームページには、以下のように記載されています。
「日本の薬事法に基づく承認や認証を受けていない医薬品や医療機器の広告、発送などを行うことは違法な行為です。」
簡単に解説すると、「日本の承認を受けてない薬を販売してはいけない」ということです。
従って、未承認薬を通販サイトで販売すると薬機法違反になるので、国内の通販サイトでは海外の未承認薬を購入することはできません。
ですが、以下のサイトでは海外の薬を購入することができます。
- お薬なび
- ベストケンコー
- オオサカ堂
なぜ購入できるかというと、「通販サイト」ではなく「個人輸入代行サイト」だからです。
続いて、海外の薬を購入できる「個人輸入」について詳しく解説していきます。
医薬品の個人輸入とは
医薬品の個人輸入とは、海外の通販サイトから「自分が利用する」医薬品を輸入することです。
少量の輸入なら申請などをする必要はありません。
ですが、薬機法の規定を超えた量の輸入になると、「薬監証明」という「日本で未承認の医薬品を一定量輸入する際に必要な証明」が必要になります。
個人輸入とは
個人輸入とは、「海外の通販サイトで自分が使うために輸入する」ことです。
自分が使うために輸入するのは、法律的に全く問題ありません。
ですが以下に当てはまる場合、個人輸入ではなくなるので法律違反になります。
- 商売目的の輸入
- 誰かのための輸入
- 誰かと一緒に輸入
個人輸入は海外の通販サイトと直接取引をするので、以下のようなトラブルが発生します。
- サイズが違う
- 英語が伝わらない
- 希望していた商品ではない
- 外箱や商品が破損している
すべて自分で対応する必要があるので、個人輸入のリスクもしっかり理解しておきましょう。
医薬品の個人輸入のルール
医薬品は健康や体に直接影響があるので、個人輸入でも以下のように薬機法で厳しく規制されています。
- 有効性があるか
- 品質や安全性に問題はないか
- 科学的なデータに基づいた確認があるか
少量の医薬品を個人輸入(自分だけが使用)するなら、申請は必要ありません。
ですが、以下のように薬機法で定められている輸入量を超える場合は「薬監証明」が必要です。
- 外用薬(がいようやく:軟膏や目薬):1品目で24個以内
- 毒薬、劇薬:※1ヶ月分以内
- 処方せん薬:※1ヶ月分以内
- 外用剤、毒薬、劇薬、処方せん薬以外:2ヶ月分以内
※1日3回2錠の処方せん薬の場合:2錠✕3回✕30日=180錠分
薬監証明とは通関時に必要な証明書で、日本で未承認の医薬品を一定量輸入する際に必要な証明のことです。
また、「外国では食品扱いのサプリ」や「日本では医薬部外品の商品」でも、個人輸入になるとすべて医薬品扱いになります。
知識がないまま個人輸入をすると、知らない内に法律違反をしている可能性があるのでしっかり理解しておきましょう。
個人輸入代行サイト
個人輸入代行サイトとは、個人輸入を代わりに行ってくれるサイト(代行業者)のことです。
この代行業者に日本円でお金を支払うだけで、海外の薬を簡単に購入することができます。
「個人」が注文
↓
「代行業者」が受理
↓
「個人」が「代行業者」に代金の支払い
↓
「代行業者」が代金を受取る
↓
「代行業者」が「海外の業者」に依頼
↓
「代行業者」が「海外の業者」に支払い
↓
「海外の業者」が「個人」に商品を送る
上記からわかるように、以下のような「ムダな費用」や「めんどくさい手続き」が一切ありません。
- 英語でのやり取り
- 関税や税関手数料
- 薬監証明の発行
個人輸入代行サイトのおかげで、海外の薬を気軽に購入できるようになりましたが、以下のような危険もあります。
- お金だけ取られる
- 住所や電話番号が悪用される
- クレジットカードの情報を抜かれる
ですが、危険なサイトの見分け方をしっかり理解していれば問題ありません。
続いて、「危険なサイトの見分け方」について解説していきます。
危険なサイトの見分け方
危険なサイトの見分け方は、以下を参考にしてください。
- 購入手数料が高額
- 商品の価格が安すぎる
- 決済方法が銀行振込のみ
- 会社情報が記載されていない
- サイト内の日本語がおかしい
- 問い合わせ先がフリーアドレス
- 問い合わせをしても反応がない
- 似ているサイトを見たことがある
上記に当てはまる項目が多ければ多いほど危険なサイトです。
個人輸入代行サイトはただの代行業者なので、薬剤師や登録販売者の資格が必要ありません。
つまり、個人輸入代行サイトは誰でも簡単にできるということです。
だからこそ、個人輸入代行サイトは危険なサイトが多いので、しっかりと見分け方を覚えておきましょう。
主な個人輸入代行サイト
以下は有名で信頼できる個人輸入代行サイトです。
- ベストケンコー
- お薬なび
- あんしん通販マート
- オオサカ堂
1サイトずつ簡単に解説していきます。
ベストケンコー
ベストケンコーは運営歴が10年以上の個人輸入代行サイトです。
以下のようにキャンペーンが多く、お得に海外の薬を購入することができます。
- 1箱無料プレゼント
- 初回登録で500ポイント
- 友達紹介で500ポイント
- ベストケンコーのLine登録で10%オフ
また送料が無料なので、他の個人輸入代行サイトより安く購入できます。
お薬なび
お薬なびは運営歴が長いだけではなく、サービスの質も高い個人輸入代行サイトです。
商品数がとても豊富で、様々なジャンルの薬があります。
また、注文方法も豊富なので、スマホ操作が苦手な方でも気軽に購入できます。
- FAX注文
- 電話注文
- メール注文
- サイトからの通常注文
サイトも見やすくて使いやすいので、利用者は年々増えています。
あんしん通販マート
あんしん通販マートはポイントを貯めやすい個人輸入代行サイトです。
- 新規会員登録:300ポイント
- 口コミ投稿:100ポイント(写真付きで+400ポイント)
- Line友達登録:1000ポイント
- 全商品ポイント2倍(キャンペーン)
また、個人輸入代行サイトの中で支払い方法が一番豊富です。
- 銀行振込
- クレジットカード決済
- ビットキャッシュ決済
- コンビニ決済
- WebMoney決済
他の個人輸入代行サイトにはない「WebMoney」や「ビットキャッシュ」で決済したい方におすすめです。
オオサカ堂
オオサカ堂は「会員ランク制度」がある珍しい個人輸入代行サイトです。
会員ランクが上がることで、獲得ポイントが多くなりリピーターがお得になるシステムです。
また、「特典付き商品」や「特価SALE」があるので、他の個人輸入代行サイトより安く購入できます。
20年以上も優良運営をしているので、信頼できる個人輸入代行サイトです。